2020年3月1日更新
Q.メガネのレンズが曇るんだけど、どうにかできない?
A.もどかしいレンズの曇りは
ほんの少しの手間で解決できます!
冬の寒い時期になると、温かい飲み物を飲むときや
外から電車や室内などの温かい場所にに入ったとき、
スポーツ中や風邪予防でマスクをしているときなどなど
「あ〜!メガネ曇っちゃったよ〜」なんて経験ありませんか?
そもそも、レンズが曇るというのは
レンズ表面で“結露”が発生している状態です。
原因は「水蒸気」と「気温差」。
空気の中には水蒸気が含まれています。
空気が暖かければ暖かいほど水蒸気を多く含むことができ、
逆に寒くなるほど含むことのできる水蒸気は少なくなります。
暖かく湿った空気(例えば自分の息など)が
冷たいもの(メガネ)に当たり冷やされることで、
空気中に入りきらなくなった水蒸気が
小さな小さな水滴になってレンズ面に付着します。
これが、レンズが曇っている(結露した)状態です。
ご安心ください。
ほんの少しの手間をかけることで曇りを解決できます
さて、気になるメガネの曇り止め対策は大きく2つあります。
①レンズの曇り止めグッズを使う
②曇り止めコート付きのレンズにする
順番にメガネの曇りを防ぐ方法をご紹介していきますね。
①レンズの曇り止めグッズを使う
曇り止めはスプレー、クリーム、ジェルタイプなどありますが
オススメはジェルタイプの曇り止め
「アンチフォッグ」です。
強力でわずかな量で、しっかり曇り止めします。
使い方は、カンタン!
まずはじめに、メガネを水できれいに洗いましょう。
レンズ面にジェルをつけます。(①)
ジェルは片方のレンズに対して米粒大です。(②)
指の腹でレンズ両面にまんべんなく塗ります。(③)
↓
最後にジェルが付きすぎた部分を
ティッシュで優しく拭き取ります。(④)
※ごしごし拭くとアンチフォグが全てとれてしまい、
曇り止め効果がなくなる、又は
レンズに傷がつく場合がありますのでご注意ください。
↓
これで完了!最大3日間効果は持続します。
●メリット
・手軽な価格 ¥770円(税込)
・持ち運びしやすい
・今使っているメガネに使える
(一部サングラスなど非対応のレンズもあります)
●デメリット
水濡れやメガネ拭きでレンズを拭くと効果がなくなるので
都度、塗り直す必要がある。
② 曇り止めコート付きレンズにする。
メガネの作成の時点で、レンズ自体に
曇り止めのコーティングを施すこともできます。
親水性のコーティングで表面の水分をなじませ
水滴として表面にのこらないようにする方法です。
例えば、HOLT製フォグガードコートや
SEIKO製フォグレスコートなどが挙げられます。
使い方は、週に2〜3回以上「専用のメガネ拭き」で
レンズ表面にコーティングをし直すことで効果が持続します。
●メリット
・塗り直しの手間がない
・コーティングなのでレンズ表面がキレイ
●デメリット
・レンズごと変えなければならない
・専用のメガネ拭き以外のメガネ拭きが使えない
・対応しているレンズメーカーが限定される
いかがでしたか?
どちらの対策をとるか悩むところですが
メガネを使う場面によって決めるのがよいでしょう。
また、スポーツ中でレンズの曇りが気になる方は
目とメガネの間に隙間ができるようにメガネの調整をする
もしくはレンズにベンチレーション(穴をあける)することで
暖かく湿った空気を逃して曇りの軽減ができますよ。
ただし、目とレンズを離し過ぎる(頂間距離を開けすぎる)と
きちんとした処方度数でも見え方に影響する場合があります。
また、そもそも調整のできない枠もありますので
調整で改善できるか知りたい方はぜひご相談くださいね♪
今回の担当は
温泉だいすき?アンチフォグ愛用者の井上でした!