最終更新日:2019年2月20日
公開日:2017年8月12日
Q.サングラスのレンズカーブってなに?
A.サングラスのレンズの湾曲のことです。
4〜8カーブが殆どで数字が大きなるほど
レンズの曲面(カーブ)が強くなり、
お顔を覆うようになっています。
メガネ屋的な見方をすると
レンズカーブは下記の数値を基準にして示すことができます。
それぞれの半径が
・4カーブ:130.75mm(523÷4)
・6カーブ:87.16mm(523÷6)
・8カーブ:65.38mm(523÷8)と、なります。
523は(1.523-1)X1000
1.523は一般的なガラスレンズの屈折率です。
実際に4〜8カーブのサングラスを比べてみると
こんな感じです▼
最初にお伝えしたように
カーブの数字が上がるとレンズが
お顔に近づいていくのがわかりますか?
(眉尻とレンズの距離感に注目です!)
続いてカーブ毎に
それぞれの特徴を見ていきましょう。
■4カーブ
4カーブはどちらかと言えばカーブが浅いため、
サングラスよりもメガネに多いカーブです。
お顔への距離感がやや離れている
(隙間が開いている)ため
遮光性はあまり優れていません。
トレンドのクラシックなデザインに採用されることが多く
アウトドアやスポーツで使う際には
サイドカバーがあるフレームを選んだほうが
横から入ってくる光による
チラツキが気になりにくいです。
ただ、レンズ面がフラットなので
度付きにした場合には歪みが出づらいので、
度付きサングラスを検討している方にはおすすめです。
■6カーブ
一般的なサングラスに採用されることが
多いのが6カーブです。
デザイン性と遮光性のバランスを取ることができ、
6カーブ以上のハイカーブレンズと比べて
度付き・度無し共に歪みを
感じにくい方がほとんどです。
タウンユースには最適ですが、
スポーツサングラスとしてはカーブが
浅いためフィット感が物足りない場合があります
■8カーブ
8カーブはレンズの湾曲が強く
スポーツサングラスとして採用
されることが多いレンズです。
タウンユース用としても一部のサングラスに
使用されることも増えてきています。
遮光性・フィット感共に優れていますが
デメリットは「歪み」が発生しやすいこと。
メガネや4カーブのレンズは
目とレンズが平行な状態で使用することが出来ます。
しかし、8カーブはレンズに角度がついているため
視線が横方向にズレてしまうため
違和感(=歪み)を感じやすくなってしまいます。
物との距離感がずれる他、
気持ち悪くなってしまう人も…。
この歪みは特に、度付きの場合に感じやすいですが
レンズに歪みの補正を入れたり、
度数を調整することで解消できる
レンズやフレームを選びましょう。
8カーブのサングラスを使ってみたい方は
この違和感がないかどうかしっかりと確認してくださいね!
いかがでしたか?
今回のアンサー担当は八木でした。
他にも気になることがある方は
MAILフォームよりお問い合わせくださいませ。
順番にお答えしていく予定…です!