ご相談いただいたのは30代女性のお客様でした。
「ネットで買ったサングラスなんだけど、最近
やけに見づらいんだよね。どうしてか分かる?」
サングラスを見せていただくと、
レンズがひどくコートクラックしていました。
レンズにしわが寄ったような状態です…。これは見づらい!
このコートクラックでのご相談、
毎年夏の時期になると増えます。
コートクラックとは
プラスチックレンズ表面に重ねた
コーティングが 熱 や 傷 などが原因で
傷み、ひび割れた状態のことです。
このことをお客様にお伝えすると、
「あ〜。それ車用にしてるわ。
熱がだめだったんだね。」
と、心当たりがあるご様子でした。
コートクラックしてしまうと
磨くことも、いっそコートを全て剥がすこと
もできず、レンズ交換をするしかありません。
このお客様には新しいサングラスをお選び頂き
お渡しとともに改めてメンテナンスや
取扱の注意点をご案内しました。
そこで、サングラスの取り扱いで
特に気を付けていただきたいことを
3つのポイントにまとめました!
①暑い車内にサングラスを
入れっぱなしで放置するのはNG
とくに夏場の車内は60度以上
まで気温が上がりますので
1回の放置でもレンズ変形
することがあるほどです。
冬場でも直射日光の当たる場所
に置くのは避け
なるべくサングラスを持って
車を離れましょう。
「車のグラスホルダーでもダメなの?」
とのご質問を頂くこともありますが
グラスホルダーでも
車を長時間はなれる時には
持って出ないとやはり傷みます。
基本的に暑い日の車内に
“サングラスの逃げ場はない”
と思っていただくのがベターです!
「ネットだと
何で傷んだのかとか
取扱いのしかたとか
説明書見ないし聞きもしないから
分からないもんね…」
と、しみじみしながらも
今度こそ大事にします!と帰られました。
サングラスは外で使うことが多いので、
熱や砂ぼこりにさらされるなど
使えば使うほど傷みやすいものです。
また、
レンズの素材や作り方によって
最適なクリーニング方法も変わります。
当店では
ご使用用途やレンズ素材などにあわせた
メンテナンスの仕方などもご案内しています!
お客様には新しいサングラスをお選びいただき
お渡しとともに改めてメンテナンスや
取扱の注意点をご案内しました。