雪山登山をする際は必ずサングラス
(もしくはゴーグル)を
着用していただいてると思います。
もちろん眩しさを抑えるために
使用しているはずですが、
それ以上に大事なことがあります。
それは眼病予防です。
眼病の中で登山の方に注意していただきたいのが、
雪眼という症状です。
詳しくはこちら↓
雪眼(正式名称は雪眼炎といいます)は
紫外線により角膜(黒目を覆っている部分)に
炎症を起こさせる眼病です。
角膜の炎症は、紫外線の強い光に当たりつづけ
わずか1時間で起こります。
雪眼の症状は以下のようなものになります。
1.眼の痛みが6時間~12時間後に始まる。
2.強い眩しさを感じ、涙が止まらなくなる。
つまり、発症が6時間後になるため、
気がついた時には手遅れになっています。
そうならないための予防をご案内します。
1.紫外線を防ぐためにサングラスを着用する。
当たり前のことですが、ここで注意点が一つ。
どんなサングラスでもいい
ということではありません。
紫外線の中には「UV-A」「UV-B」「UV-C」とあり、
その中でもUV-Aだけでなく、
UV-Bを99%以上カットする
サングラス(レンズ)を選ぶことが重要です。
(※UV-Cはオゾン層で吸収され、大気中には届きません)
2.顔に密着するハイカーブのサングラスで
サイドシールド付きのモデルを選ぶ。
もしくは既存のサングラスにサイドシールドをつける。
理由として、紫外線はサングラスの正面からだけでなく、
側面からも進入するためそれを予防します。
例えば、ノーズパッドの調節が可能な
『ルディプロジェクト ジオン』は
顔に沿うハイカーブのスポーツサングラスで、
サイドシールドつきのモデルです。
http://www.glashutte.jp/rudy-project/
最後に眼病とは異なりますが、よく聞く
高山病についても簡単にご説明します。
こちらも詳しくはこちら↓
高山病は標高2,000m以上から起こるとされており、
2,500m以上では一般的になってきます。
症状は、頭痛や吐き気、めまいに始まり、
歩行困難、しいては呼吸困難にまで至ります。
治療法としてはとにかく下山!!ということです。
体調がすぐれないと感じた場合は、
最低500~1,000mは高度を下げて下さい。
こちらについてのご相談は、
スタッフ 森前まで
お声掛けくださいませ。