今回、旅客機から自衛隊の戦闘機まで幅広く
パイロットの方にご案内するのは
レンズの色が変化する
調光レンズというレンズです。
オークリーやルディ・プロジェクトといった
スポーツサングラスの中で
ロードバイク用のサングラスに使われることが多い
調光レンズですが、
なぜ、パイロットの方にご案内するのか。
と、その前に重要なのが、
『窓がUVカットされているかどうか』です。
実は、一般ユーザーの方もご存知でない方がいるぐらいで
従来の調光レンズは、
『紫外線(UV)が当たることによって色が変わる』ということです。
言い換えると、UVカットが入っている窓
(例えば車のフロントガラス)では、
どれだけ日差しが強くてもUVカットされるため
紫外線がメガネ・サングラスまで届かず、色は変わりません。
では、なぜパイロットの方に
この調光レンズをおすすめしているかというと、
『濃すぎる色だと計器類が見えにくくなるのではないか』と
考えられるからです。
● 窓がUVカットされている場合、
可視光線調光レンズがおすすめです。
この可視光線調光レンズというのは
従来の調光レンズとは違い、
太陽光(いわゆる眩しさ)で色が変わるため、
操縦中でもマイルドに濃くなってくれて、
計器類が暗く感じることも少ないはずです。
ルディ・プロジェクトなど
一部のスポーツサングラスでは
この可視光線調光レンズを
使っているモデルがございます。
また、度付きレンズでの対応もございます。
● 窓がUVカットされていない場合、
従来の紫外線調光レンズで
紫外線が直接メガネやサングラスに当たるため
コクピット内でも真っ黒に濃くなります。
紫外線の量によって色の濃さが変わるため、
濃くなりすぎず、ある程度見やすい
濃さになってくれることも考えられます。
今まで、レンズの色が変わらない
単色レンズをお使いのパイロットの方には
ぜひ、こちらの調光レンズを一度
店頭で体験していただくことをおすすめいたします。
こちらについてのご相談は、
スタッフ 落合までお声掛けくださいませ。