こんにちは、グラスヒュッテの髙嶋です!
本日は、「ロードバイク用に度付きサングラスを作りたいけど、私の度数でできるかしら…?」というお客様からのご相談があり、実際に作成した事例をご紹介いたします。
今までは、コンタクトレンズをして、その上から弱めのお度数を入れた調光レンズをお使いになっていたようです。
しかし、「もし自分の度数でもハイカーブで度付きにできるならと思って…」と当店に相談に来てくださいました。
ご使用のフレームはOAKLEYのHALF JACKET2.0。
そして、お客様のお度数は、
右 S:-5.50 C:-1.00 AX:20
左 S:-4.50 C:-3.00 AX:175
と少しお強め…。
OAKLEY製の純正レンズは製作範囲外のため、他社のレンズを使用することになりました。
完成品はこちら↓
ICRX NXTレンズ
HCD PLUS VARIA + ピンクゴールドミラー
衝撃や薬品に耐性があり、ポリカーボネイト素材よりも経年変化に強いNXT素材のレンズを使用しました。
ハイコントラスト調光であるプラスヴァリアは、夜間も使用可能な濃度で、日中は眩しさも抑えつつ路面状況の視認性が向上するカラーです。
ピンクゴールドミラーをお付けしたことで目元が隠れ、角度によってピンクが強く出たりゴールドが強く出たりと、どこから見ても女性らしく可愛らしい見た目に仕上がりました!
紫外線が当たるとレンズカラーがしっかり濃くなり、ミラー感もよりしっかりと現れます。
ゴールド系のミラーを付けると、レンズを通した視界が少し青みがかって見えるので、赤みの強いレンズカラーが若干紫色っぽく(OAKLEYのプリズムロードのような見え方)に近づきます。
ハイカーブで作成可能な度数範囲にぎりぎり入らず、レンズカーブが若干浅くなってしまったため、レンズ表面の外側が少しだけはみ出てしまいましたが、綺麗な仕上がりにご満足いただくことができました!
「無理を承知で…」とご相談に来ていただきましたが、素敵な度付きサングラスに仕上がりました。
ご注文くださいましたお客様、永く大切にお使いいただけることを願っております。