今回のバイク用サングラスは
タンデム用のサングラスです。
ちなみにタンデムとはなにかというと
オードバイなどで二人乗りをすることで
その後部座席に乗って走りを楽しみたいという
関西地方のわざわざ遠方から(片道数100km?)で
ご来店いただいたF様にご納品しました。
今までも販売しているバイク用サングラスとは
いったいどこが違うのか。
フレームもさることながら、
今回はレンズが重要になりました。
まず、F様がご要望されたのは3点。
1.風が巻き込まないこと
2.度付きで強度近視でしかも遠近両用がいいこと
3.スマホが見えるようにしてほしいこと
以上の点をクリアできるサングラスで
行き着いたのがこちらのモデル
WILEYX ENZO-RIM-
ENZOにリムガスケットとガスケットが付いたモデル
これを使って仕上がったのがこちら
写真上では度なしサングラスと変わらないように
見えますが、実はいろいろと工夫しています。
1.風が巻き込まないこと
バイク用サングラスでは、必ずと言っていいほど
必要と言われる内側のスポンジ(ガスケット)が
付いていること。
ただ、欧米人の顔に合わせて作っているため
ブリッジ幅が広く、さらに低く作っているため、
私達アジア人では鼻に乗らないことが多いです。
しかし、今回は独自の鼻盛り加工を施して、
F様の鼻に乗るようにして、掛け心地の改善を
施しました。
2.度付きで強度近視でしかも遠近両用がいいこと
実は一番難しかったのが、こちらのご要望。
風が巻き込まないためには、レンズが湾曲した
ハイカーブフレームを選ぶことが必要。
ただ、ハイカーブレンズでの遠近両用というのは
選べるレンズ種類が3~4種類と
通常カーブのレンズに比べて少なく、しかも
強度近視(F様の場合は、合算値7.00オーバー)で
作成できるレンズはほとんどありませんでした。
そこで、ハイカーブレンズでの遠近両用を諦め、
通常カーブの遠近両用レンズが入る
ハイカーブフレームは無いのかと考えた結果、
リムガスケットが付いているENZOであれば、
以前にもカーブレンズでなくても作成をした
実績がありました。
3.スマホが見えるようにしてほしいこと
通常バイク用のサングラスでレンズのカラーは
2種類から選ぶことが多いです。
一方は偏光レンズ。
路面のギラツキや対向車のフロントガラス、
前方車のリアガラス越しにさらに前方の車を
見えるようになるレンズ。
他方が調光レンズ。
レンズの色がクリアから染色していき、
グレーやブラウンになるため
昼夜問わず長い時間掛けていられるレンズ。
バイク用サングラスだと、大体どちらかを選ぶことが
当店では多いのですが、
今回のF様にはどちらも駄目でした。
というのも今回要望されたタンデム用サングラスは、
バイクを運転することはなく、
もっぱらスマホでロードムービーを撮影したい
ということです。
最初の偏光レンズでは、スマホの画面が
偏光特有のギラツキが出てしまったこと。
調光レンズはというと、思っているよりも
景色が暗くなってしまうため、
色合いの調整が出来ないということ。
上記のことから今回は通常の染色カラーレンズに
なりました。
レンズカラーは薄いグレーに見えますが、
視感透過率16%としっかりと日差しは抑えます。
余談ですがリムガスケットのおかげで、
レンズの厚みもわかりません。
お住まいが遠方のため調整やアフターフォローが
しづらいですが、自分の持てる知識を十分に出して
ご提案させていただきました。
後から「届いて使っていますが調子がいいですよ」と
F様よりお声が聞けたのが何よりです。
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