バイク用サングラスにおいて
掛け心地を決める重要なポイントはテンプル。
バイク用サングラスを過去ご紹介してきましたが、
今回お伝えしたいのは、掛け心地です。
改めてバイク走行において、ヘルメットの着用が
義務付けられており、それは万が一に転倒した際に
頭部を守るためです。
通常のサングラスでは、テンプルがヘルメットに
干渉し、サングラスが浮いてしまったりする
場合があります。
サングラスがヘルメットに押されて
うまく掛けられない状況は
視野が狭くなることが考えられ
もし度付きサングラスであれば、
レンズに対して目の位置がズレてしまい、
見づらくなり非常に危険を伴います。
まず、ヘルメットの形状はハーフヘルメットの他
ジェット・フルフェイスヘルメットとある中で、
ハーフヘルメットならこの症状はないのですが、
ジェットヘルメットや特にフルフェイスタイプの
場合は起こりえます。
つまり、
サングラスの見た目のかっこよさだけで選ぶと
いざ自分のヘルメットを被った際に
しっかりと掛けられないことがあります。
そこでバイク用のサングラスを選ぶ際に
あらかじめテンプルが短いものや、
テンプルの厚みが薄いものを
選んで頂く必要があります。
グラスヒュッテが提案するサングラスがこちら
【ワイリーX TWISTED(ツイステッド)】
テンプルの長さが約12.5センチで
比較的短いサングラスです。
【ワイリーX AIRRAGE(エアレイジ)】
テンプルの長さが約12.0センチで
この中で一番短いサングラスです。
【オークリー ストレートリンク】
テンプルの長さが約13.0センチで通常の長さですが
テンプルが薄いため、掛けやすいサングラスです。
どうしてもサングラスの形にこだわりがある場合は、
フィッティングで直したりテンプルカットを行えば、
快適な掛け心地に合わせていきます。例えば、
【オークリー フラック2.0】
テンプルの長さが約13.0センチで通常の長さで
イヤーソックがついているため、テンプルが厚く
このままではオススメしないサングラスなんですが、
耳のゴムを外して、更にテンプルを曲げると
掛けられるようになります。
テンプルも薄くなり、長さも約12.5センチになります。
頭の形状によってテンプルエンドを曲げることが
必要な場合もあります。
最終手段としてテンプルカットも行います。
通常だと約13.5センチあるテンプルも
テンプルカットをすれば、
約12.0センチまで短くすることが出来ます。
※テンプルカットは改造扱いになるため、
各メーカーの保証が受け付けられなくなる
恐れがありますので、ご注意下さい。
最後にフルフェイスとジェットなどでも
フィッティング方法が異なりますので、
ヘルメットを直接お持ち頂き、
フィッティングさせていただくのがベストです。
今回担当したのは、
寒くなってもバイク通勤をがんばる
ライダーちょんまえ(森前)です。