こんにちは!グラスヒュッテのヒガシです
今回の作成事例は過去初の事例
ご相談頂いたお客様の要望が
次の様なご要望でした
『私の眼は羞明という症状なんですけど、
とにかく常に眩しくて少しでもそれを
抑えられるメガネを作りたいんです。。』
『室内ではある程度の明るさが欲しくて
でも外はとにかく眩しいのでなるべく
両方抑えられるといいなと』
初めて聞いた症状で『羞明』という
一種の目の病気をお持ちでした
羞明に関して詳しくはこちら
原因は様々ですが遮光性の
高いフレームをまずは希望されたのと
もう一つ厄介だったのが度数
お客様の度数は
S:-8.00 C:-1.50 AX:170
S:-7.00 C:-2.00 AX:5
合算すると-9.50
これでも実は弱めていて完全矯正値で行けば
合算-10.00を大きく超えていました
度数の見え方はご了解頂き
メーカーさんにも相談をして
特別に作成頂いたのがこちら
フレームはWILEY XのENZOという
度付きにする事を想定した
カーブの浅いアイプロテクションです
ICRXのNXT素材で作成
スタート時から色が程々についている
紫外線で色が変わる調光レンズを選択
屋外での作業が多いとの事で
外ではより濃くなる機能を
選んで頂きました
サイドテンプルはストレート設計
フロントサイドはかなり覆われています
特徴的なのはこのRIMガスケット
取り外しが可能で本来は6カーブと8カーブを
使い分けられる様にも設計されています
このパーツがあるおかげで
強度数での作成が出来ました
また紫外線で色が変わると
どんな風になるのかというと⏬
こんな感じで濃くなります
調光の条件は紫外線量と
気温に左右されます
特に気温は厄介で、
暑くて眩しい季節の夏は
実は思った程濃くならないという
デメリットがあります。
また冬場は思った以上に濃くなるので
その辺りの使い分けに慣れが
必要なレンズでもあります。
メリットとしては
いちいちメガネとサングラスを
付け替えなくても良いという利便性と
このモデルに関しては周りからの
光や異物の侵入が減る為
防塵効果、遮光性能の高さから
屋外での農作業などをされるN様には
相性が良い仕上がりになってのではないかと
思います。
N様には既にご使用頂いておりますが
もし他にも同様の症状をお持ちの
お客様がいたらぜひ参考になればと
N様の想いもあり、記事にさせて
頂きました。
ご使用頂いているN様、
いつでもメンテナンス等受け付けております!
長文失礼しました