こんにちは!
名古屋、栄のメガネ・スポーツサングラス専門店
グラスヒュッテのふかやです( ´ ` )ノ
オーナーから 100% 樹のメガネ・ウッドピアと
イタリアでの展示会のレポートが届きました!
ちょっと長いですが、ぜひ、最後までご覧ください~!
突然ですが、「 樹のメガネ 」を知ってますか?
知らないという方がほとんどだと思います。
多くの方が樹のメガネを知らないのは
欧州に比べ、日本のメガネの歴史が浅いからです。
実はヨーロッパで
樹のメガネは一般的なもの ? でした ?。(過去形)
ヨーロッパでは、セルフレーム(以下アセテート)や
金属を用いた現在のような細かい作業が可能になる前は
ナイフで加工がしやすい天然素材。
動物のツノ(角)や骨、そして
樹をメガネフレームの材料としていたそうです。
ただ、無垢での角・骨・樹を材料としたメガネは
加工後のソリや変形が激しいといった問題がありました。
金属加工技術が発達し、新素材であるアセテートが
発明されると樹のような天然素材のフレームは
過去のものとなっていきました。
その後、昔を懐しむように
バッファローホーン(水牛の角)や
木材のフレームが復活しました。
ただし、製法を変えて…。
いくつかの製法があるようですが、
その中で多いのは、材料を薄く削ぐことでした。
その厚さ、なんと0.5mm!
(↑ホーンの薄板)
薄板をつくり、それを重ね合わせることで
ソリや変形が抑えられ、
メガネフレームとしての品質は劇的に安定しました。
特に樹は筋を直行させ
重ねることで強度が上がります。
いわゆる「 ベニヤ板 」です。
MIDO2019(イタリア・ミラノでの展示会)でも
実に沢山のメーカーが
このベニヤ構造で新製品を出していました。
(↑ベニヤ構造から直接フレーム形に切り出し)
しかし我々は、この構造では満足できませんでした。
それは重ねた断面が粗くベニヤ構造が
綺麗に見えなかったからです。
下の写真の通り、私たちのウッドピアは
ベニア構造+ブロック成型+突板 …技術てんこもり。
でもこれで終了ではありません。
これで基本構造が出来上がり、
そこから膨大な時間をかけ削り出します。
この過程をMIDO2019で関係者に話したところ
「クレージー」と言われました。
私の心の中でやった!と思った瞬間です。
これまで何度も試作を繰り返し、
よくトラブルの焦点になる鼻当てについても
お客さんの鼻をよく観察して作ります。
鼻幅の狭い人には、
あらかじめ大きな鼻当てを作り
ヤスリで削りながら
その人の鼻に合わせてお渡しします。
世には写真のように
蝶番や鼻当てに金属を使う
樹のメガネが多いなか
ウッドピアは「 100% 樹のメガネ 」です。
ヨーロッパで発祥し親しまれてきた、樹のメガネ。
長い時を経て唯一、日本人・アジア人の
顔に合わせることのできる
樹のメガネが、ようやく完成しました。
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